メディア学科卒・エンタメ大好き女子が独自の視点で書き綴ります✎☡ 𓂃𓈒𓏸(記事中敬称略させて頂いております)

【ドラマコラム】『M 愛すべき人がいて』浜崎あゆみをスターダムに押し上げたヒットメーカーMの心に響く名言たち

 平成を代表する歌姫「浜崎あゆみ」の誕生に秘められた出会いと別れの物語を原作に映像化されたドラマ『M 愛すべき人がいて』。ヒットメーカーマサと、ブレイク前のアユの恋路を追ったストーリーは、深夜帯にも関わらず初回視聴率5.6%を記録し、大きな話題となっている。

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 その中でも、三浦翔平演じるマサ専務のアユの背中を押した言葉達は、とても心に響く。「アユは、数年後、ここ(avex)にいる全員のボーナスを稼ぎ出します」や、「お前の言葉が、世の中の若い奴らの背中を押す時代が必ず来る」など、マサは、先見の明を持って、アユをスターダムに押し上げてきた。

 

「あゆは俺以外の者が磨いても石のまま。彼女は俺が磨いた時にだけ輝ける」

「ダイヤの原石がダイヤになるかは磨く人次第だ。自分は、ダイヤの原石って思ったら、その時点でそうだ」

avexに所属する前に、アユが所属していた事務所の社長に言った言葉。マサに出会う前は、売れない女優をしていたアユ。マサを出会って、歌と巡り合い、スターになったと考えると、マサとアユの出会いは、奇跡なのかもしれない。

 

「乗り越えるために入れてもらったんだ。想定内。もし、あいつが虐められているのであれば、貴重な経験だ」

ガールズグループのオーディション合宿にアユを参加させたマサ。アユがマサに気に入られていることから嫉妬に走った候補者達は、アユをいじめる。止めた方がいいか?と聞かれて、「想定内」答えたマサ。アユの闘争心を鍛えるために仲間に入れたという目論みがあったからだ。

 

「仮に五万人のファンが待ってるとして、怪我ごときで簡単に休めるか?怪我だけじゃない。家族や恋人、どれだけ大切な人がこの世からいなくなったとしても、ステージに立たなきゃいけない。アユが向かおうとしているのは、そんな場所だ」

 

「今の気持ちも、今自分が立っている場所も、全部詞にできる。だから歌は凄いんだ」

仲間からはいじめられ、大好きなおばあちゃんも病気で倒れ、ボロボロなアユにマサが送った言葉。この言葉を受けて、名曲『A song for XX』ができた。

 

 スターにのし上がるまでに、様々な試練と戦い抜いたアユ。名曲『M』誕生までの長い道のりには、専務からの力強い言葉たちが支えとなっていたのだろう。「俺は起きている間はずっとアユのことを考えている」と言ったヒットメーカーと、励ましを力に変えて過酷な世界を戦い抜いた歌姫の恋愛を超越した深い絆のストーリーを、これからも追い続けたい。