私の冬クールドラマアカデミー賞「最優秀作品賞について語る」
https://thetv.jp/feature/drama-academy/
今季も投票が開始されたザテレビジョンによる「ドラマアカデミー賞」。
結果発表前に、私の今季の「ドラマアカデミー賞」とその理由を綴っていきたいと思う。
まずは、最優秀作品賞
【やめるときも、すこやかなるときも】
(日本テレビにて毎週月曜深夜24:59〜放送)
藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)×奈緒のコンビが織り成すラブストーリーだ。
日テレのシンドラというと、佐藤勝利(SexyZone)×髙橋海人(King&Prince)の共演で話題となった「ブラック校則」や、SnowManの4人が出演した「簡単なお仕事です。に応募してみた」か記憶に新しい。
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ブラック校則
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簡単なお仕事です。に応募してみた
いわゆる、ジャニーズの青春ドラマ枠でシンドラ初のラブストーリーとして放送されたのが「やめるときも、すこやかなるときも」だ。
初見の感想は、描写が綺麗なこと。映画を観ているかのような錯覚を起こす風景や人物の撮り方がとても美しい。
また、恋人・家族・友人・恩師…たくさんの関係図を詰め込んでいるのにごちゃごちゃにならずに上手くまとまっているのがすごい。
奈緒演じる桜子の恋人・壱晴は、''記念日反応''というある記念日が近づくと声が出なくなってしまうという病気を抱えている。しかも、その理由が元カノの死にあるということが判明してしまう。付き合っている相手の元恋人はどうしても気になってしまう存在なのにも関わらず、病気の原因になっていてその恋人が今はこの世にいないとは、なんとも辛い設定である。
また、桜子は家族にも問題を抱えている。働かない父は母に暴力を振るい、母も「やめて」ということが出来ない。桜子は自分の稼ぎで家を支えているのだ。
そんな桜子と、''記念日反応''に苦しむ壱晴が出会い、恋をするのだが、桜子の元カノに対するコンプレックスや、元カノを乗り越えようとする壱晴。元カノ問題だけでなく、さまざまな問題が出てきてしまう。
そんな問題も、色んな傷を抱えてきた2人が「傷つかなきゃ分からなかったよね」と前向きに乗り越えていく。そんなストーリーに必ず勇気をもらえるはずだ。映画のような感覚で見て欲しいドラマ。